転ばぬ先の杖として、どこででもできるボールを使った簡単な運動を日課に取り入れてみてはいかがでしょう。
森島健理学療法士 (東京衛生学園リハビリテーション学科)
いま高齢者の身体機能の低下からくる転倒が問題になっています。
転ばぬ先の杖として、どこででもできるボールを使った簡単な運動を日課に取り入れてみてはいかがでしょう。
この運動はバランス、筋力、柔軟性の3つの要素を強化します。各運動ははじめ3~5回をめどにして徐々に自分にあった回数に増やしていきます。
第1回目は大腿四頭筋と背筋・下肢裏面筋群の筋力強化運動を行います。
1—仰向けになり片方の膝下にボールを入れる。
2−膝のうらでボールを押しつぶすようにして力を入れる。
3−仰向けになり、膝を立てて足の裏をボールの上にのせる。
4−お尻を持ち上げて約5秒間制止する。
※ボールの空気量を調節することで、負荷の量を簡単に変えることができます。
鍛えられる部位