なごり
木場潟の水辺に青々と繁る葦の勢いに、陰りが見え始めていた。
水面に顔をだす倒木に一羽の鴨が羽を休めている。
もう北から渡ってきたのだろうか?
鴨は疲れているのか、時々毛繕いするばかりでジッとしている。
風が幾度も水面に映る鴨の姿と葦を揺らしながら通り過ぎていった。
夏のなごりか、吹く風がまだ温かい。
なごり
木場潟の水辺に青々と繁る葦の勢いに、陰りが見え始めていた。
水面に顔をだす倒木に一羽の鴨が羽を休めている。
もう北から渡ってきたのだろうか?
鴨は疲れているのか、時々毛繕いするばかりでジッとしている。
風が幾度も水面に映る鴨の姿と葦を揺らしながら通り過ぎていった。
夏のなごりか、吹く風がまだ温かい。