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とっておきのツボ – 2

花粉症には体質改善を

後藤学園はりきゅう臨床施設

花粉症は、植物の花粉によって起こるアレルギー性の疾患です。日本では、「すぎ花粉症」がとくに圧倒的多数を占めていますが、最近では何種類もの花粉が原因となってほぼ一年中、花粉症に悩まされる方もいます。デイーゼル自動車の急激な増加によって排出される炭素粉塵は花粉とくっつき、花粉が鼻粘膜に付着するのを助けるといわれています。


 

 

 
 

花粉症はアレルギー疾患?

花粉症の場合、花粉が鼻や目の粘膜に付くと免疫の働きが過剰に反応し、花粉に対するアレルギーが起こるのです。その結果、粘膜の神経や血管が刺激され目や鼻に症状が現れてきます。しかし、花粉症はすべての人に起こるわけではありません。花粉症を起こす大きな要因になっているのが過敏体質です。

自分の体質を知る

過敏体質の人とは、
1 皮膚、粘膜の抵抗力の弱い人、
2 に弱く、冷え性ですぐに風邪をひく人
3 胃腸の弱い人または、過食の人、
4 神経質で消極的な人、
などです。このような体質の人は、これらの要因を正していくことが必要です。それとともに生活習慣を整え患者自身の気持ちを変えていくことによって、症状を回復することが可能になります。東洋医学は、花粉症の根本治療は体質を改善することを基本に置き治療します。
花粉症の症状としての鼻水、鼻づまり、目のかゆみに対してツボ療法では、とくに頭部や顔のツボを利用しておこないます。ツボを推す力かげんは自分で推して心地よい程度が基本になります。強く推しすぎないように注意しましょう。

生活の中での工夫を身につける

花粉の季節の外出が避けられない場合は、花粉専用のきめ細かいマスクやメガネでしっかりと防備しましょう。そして、帰宅したときには、服や髪についた花粉をよく払い落とすこと。もちろん洗濯物や布団をとりこむときは、はたいてから室内に取り入れましょう。また、タバコやアルコールを避け、ストレスをかけないよう規則正しい生活で病気に負けない体力をつけましょう。
東洋医学の代表的な治療には、鍼灸、漢方薬、気功があり、ここ後藤学園ではこの3つとも受けられるようになっています。まずは、花粉症にかからぬ体質に改善するよう週1、2回の定期的な鍼灸治療をお勧めします。